定義

このコマンドを使用すると、事前に定義された穴を選択することで、サイクル(特にポケットサイクル)の開始点を定義できます。

ポケットサイクルは、選択した様々なエンティティ(素材、ポケット、島、およびそれらのパラメータなど)を処理するために、複雑なアルゴリズムを使用して構築されています。そのため、サイクルの開始点はソフトウェア自体によって処理され、ユーザーにとって理想的でない場合があります。

開始点を希望の位置に強制するために、 アプローチ穴 コマンドが使用されます。このコマンドを使用する前に、最初に穴を定義し、その穴あけ加工を実行することが重要です。

たとえば、フラットエンドミルでは、切削部分は側面にありますが、ポケットを定義すると、工具は垂直に開始する必要がある場合があり、そのため、工具の底が最初に素材と接触し、工具に望ましくない応力がかかります。ドリルで開けた穴から開始すると、工具は切削面で直接素材と接触できます。

アプローチ穴を定義するには、手動とオペリストを自動的に適用する2つの方法があります。アプローチ穴の定義と適用方法の詳細については、 ここをクリックしてください。

下穴なし

工具の底が素材と接触

下穴あり

工具の底が素材と接触しない